20172

文法 名詞 種類

先回からの名詞の続きです。

名詞には、普通名詞、集合名詞、固有名詞、物質名詞、抽象名詞の5種類があります。
(1) Japanese employees are often said to be fiercely loyal to their companies.
(日本の従業員は会社に対して非常に忠実であるとよく言われている)
(2) The audience was deeply impressed with his speech.
(聴衆は彼の演説に深い感銘をうけた)
(3) Ginza in Tokyo is well known as a famous shopping district.
(東京の銀座は有名なショッピング街としてよく知られている)
(4) My wife likes wine better than beer.
(私の妻はビールよりもワインのほうが好きです)
(5) Truth is stranger than fiction.
(真実は虚構〔小説〕よりも奇妙である)
上の例文で、(1)のemployeesとcompaniesは普通名詞、(2)のaudienceは集合名詞、(3)のGinzaとTokyoは固有名詞、(4)のwineとbeerは物質名詞、(5)のtruthとfictionは抽象名詞にあたります。
なお、これら5種類の名詞のうち、一般的に普通・集合名詞は「数えられる名詞」(可算名詞)、固有・物質・抽象名詞は「数えられない名詞」(不可算名詞)として分類されています。

(1) 普通名詞
普通名詞とは、同一種属の人間または生物・無生物に共通する語で、単数と複数の区別があります。
1. 一定の共通した形や概念をもつもの
bird、tree、book、house、father、doctor、magazineなど
2. 形は見えていないが、単位・回数などで数えられるもの
inch、meter、dollar(ドル)、minute(分)、day、yearなど

(2) 集合名詞
集合名詞とは、同一種属の人または事物の集合体を表す語で、
family(家族)、committee(委員会)、nation(国民)、party(団体)、people(民族)、class(クラス)、audience(聴衆)
などがありますが、同一の集合名詞でも、意味の相違によって、単数・複数の両様に用いられる場合があります。
1. 集団を一体とみるもの ―― 大きいとか小さいとかいったり、1つ、2つと数えたりできる
He has a large family. (彼の家は大家族だ)
There are only sixty families in this village. (この村には60家族しかない)
The committee consists of ten members. (委員会は10名から成っている)
2. 集団を一体としてではなく、個々の集まりとしてみるもの ―― “a”をつけたり、複数語尾“s”はつけないが、形は単数でも複数の意味をもっているので、複数名詞と同等に扱う。
His family are all well. (彼の家族はみんな元気です)
The committee are now having dinner. (委員たちはいま食事中です)

(3) 固有名詞
固有名詞とは、特定の人・物・場所などに固有の名称を表す語で、大文字で書き始め、ふつう複数形はとりません。
Smith(スミス)、January(1月)、Mt. Everest(エベレスト山)など
ただし慣用として、aやtheをつけたり、複数形をとる場合もないわけではありません。〔「(6) 名詞間の転用」および「第6章 冠詞」参照〕
a Mr. Smith (スミスさんとかいう人)、the Browns (ブラウン家の人々)

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